現像、攪拌方法、プリント方法など  はじめにお読みください

現像について
現像はLPLのステンレス現像タンク、ブローニー用(35mm2本用)を使用して基本は2本現像していますが、中には1本のみで現像している場合があります。各ページの現像データには1本現像、2本現像いずれかが明記されていますが、これはそれぞれを同じ温度、時間で現像しても現像結果に差が出ることがあるためです。1本現像のほうが2本現像時よりもネガ濃度が濃くなります。これは現像液の疲労度の変化の違いだけではなく、同じように攪拌しても1本現像のほうが(1本現像時は現像液がタンクいっぱいに入ってることがないため)現像液がより大きく動くために起こることだと推測されます。ただもちろん35mm1本用のタンクや他のタンク使用など現像条件によって変わりますので、データはあくまでも参考程度にしてテストをして下さい。

攪拌について
フィルムと現像液の組み合わせによっては、通常の倒立攪拌では現像液が泡立ちスムーズな攪拌が行われないため、タンクを水平に前後して攪拌する方法をとったものがあります。(攪拌方法についてはKodak D-76のデータシートに詳しいです)。
倒立攪拌と水平攪拌では現像時間、温度など諸条件が同じでも現像結果はかなり変わりますので注意して下さい。
例1 (60/60/3回)
最初の60秒間倒立攪拌(60秒間に30サイクル)、以後60秒毎に3回倒立攪拌。
例2 (水平30/30/倒立1) 
最初の30秒間水平攪拌(30秒間に15サイクル)、以後30秒毎に1回倒立攪拌。
例3 (10回/60/3回) 
最初10回倒立攪拌、以後60秒毎に3回倒立攪拌

露出について

当ブログでは複数のカメラで撮影したデータを紹介していますが、これはプログラムオートのカメラとマニュアル露出のカメラとでは露出の決定に差があることに注意して下さい。増感や減感時はプログラムオートのカメラの場合、ミニ3やGR10などはフィルムのDXコードを改造して感度を変え、TVSやミニルクスでは露出補正によりを感度を変えていますが、特に増感時の露出では夜間の街灯などの光源に簡単に露出が左右されるため正確性に欠けます。マニュアル露出のカメラはローライ35TE・ローライSやリコー500GSで露出はセコニックスタジオデラックスⅡで測光していますので逆光や夜間での露出は比較的安定していますが、オート、マニュアル共にスナップ撮影の場合は露出はおおまかであることがほとんどです(フルオートのカメラでもカメラを向ける方向を変えて露出をある程度コントロールすることは可能ですがスナップではそれどころではない場面がほとんどです)。また古いカメラではシャッタースピードが正確ではなく、実際リコー500GSのシャッターは1段分ほど遅くなっています(以前通常撮影したフィルムが知らずに減感撮影になり、この場合も多くは減感として扱っていますが、中にはそのまま通常通りに現像して現像過多になったものもあります)。

プリントについて
プリントは通常のアナログプリントをしてから下記のデータ化をしています。露光は焼き込み、覆い焼きをしないストレートプリントです。画像は印画紙サイズに合わせて多くはトリミングされています。引き伸ばし機は集散光式のFUJI F670MFでレンズはFujinon EX50mm f2.8です。当然集散光式では散光式など他の引き伸ばし機のタイプとは求めるネガ濃度は変わりますので注意して下さい。(一部にアートラボのレンタル暗室でプリントしたものがあり、その場合はFUJI FD690です)。フィルターはフジ、たまにケントメアのフィルターを使用しています。
印画紙は主にフジのバリグレードWPかフジブロWPでしたが、バリグレードWPの生産中止により最近はフジブロWPの他、ADOXのMCP310やローライビンテージ311、イルフォードのRC印画紙を使用しています。現像液はその時ある物、、という程度の場合がほとんどです。ただ当たり前ですが液温は20℃でやったほうが結果はいいです。

写真プリントのデータ化の方法
プリントをデジタルカメラ(Nikon D70 Tamron28-75mm f2.8)で複写(Fuji 670MFをコピースタンドとして使用)してデータ化したものを、ペイントでトリミングとサイズ変更をしたものを使用しています。
ブログ上での写真の色が違うのはホワイトバランスなどの調整の不備であり、実際のプリントの色の違いではありません。また実際のプリントとブログ上の写真の違いは色の他にシャープさやコントラストの違いとして出ていますが、データ上での加工は行わず出来るだけプリントに近いようにしています。
ネガの画像では正確にデータ化するのはより難しいようです。ネガの濃度やコントラストはフォトショップで調整していますが、あくまでも参考程度に考えて下さい。



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by rakiraeca | 2017-09-09 22:35 | データを参考にされる方へ | Trackback | Comments(0)